知る人ぞ知るホーチミンのクリニック

多くの患者さんが来院

年一回のがん検診を受けましょう

time 2023/02/15

年一回のがん検診を受けましょう

脳血管疾患、心臓病とともにがんは長い間、三大死因の一角を占めてきました。最近では日本での一年間のがんによる死亡者は約34万人と言われています。高齢者になると3〜4人に一人は何らかのがんになるとも言われるくらいですが40〜50歳代の働き盛りの人にも多いのご特徴で、一家を支えている方の死亡という大きな障害にもつながりかねません。それを防ぐためには症状がなくても年に一回はがん検診を受ける事が重要になります。

ちなみに日本人の臓器別がん死亡率の高い臓器は男性で、肺、胃、大腸、肝臓、膵臓、前立腺、食道、女性では大腸、肺、胃、膵臓、乳房、子宮、卵巣となっています。このことからもがんはどの臓器にも起こりうる疾患なのです。しかし、日本におけるがん検診の受信率は20〜30%、先進国の中でも極めて低く、がん対策基本法でも検診の強化が柱の一つとなっていますが検診率はなかなか上がらないというのが現状です。がんと診断された外来患者の約4割は自覚症状が無く、健康診断などで異常があり受診している人が多く、自覚症状が現れる頃には進行しているのがほとんどです。

職場でがん検診が受けられない場合は個人で受けて健康管理をしていく時代になってきているのです。こうしたなか、最近は採血するだけで簡単にがんのリスクが判定できる新しいタイプのがん検診が普及し始めています。血中に含まれているアミノ酸の濃度に着目した新しいがん検診で導入する医療機関も増えています。早期発見が重要な疾患です。

そのためにも症状がなくても健康な毎日を送るために検診を受ける事が第一歩なのです。

down

コメントする