がん検診を受けるメリット

がん検診を受けるメリットはいくつかあります。まず、検診は健康的に日常を過ごしている方、自覚症状がない方が対象となっています。なので発見した場合は、自覚症状がない時点でがんを発見したということになります。そういう場合多くは早期がんである可能性が高くなります。

現在の医療技術では、がんは早期発見早期治療で治すことができます。がんは発見が遅ければ遅いほど身体的にも経済的にも大きな負担になりますし、治療も困難になります。早期に見つけることにより患者さんにかかる負担が少なくなるのです。がん検診では、がんだけでなくがんになる前の段階のポリープや腫瘍などを発見することもできます。

症状が軽い場合は経過を観察し、必要に応じてそれを治療することでがんになるのを防ぐことができるのです。ただ、がんが見つけにくい形や場所にあることもあります。そのときは、初回では見逃してしまうこともあるのです。ただ1年に1回(場所によっては2年に1回)のがん検診を受け続けることによってがんを発見できる確率が高まります。

そして何より検診で異常なしと言われたら、安心して日常生活を送ることができます。がんの検診にはいくつかの種類があります。調べる場所によって検査内容や対象年齢、検診の間隔なども違います。20歳から受けられるものもあるので、よく知っておき、自分のためにも家族のためにもきちんとがん検診を受けて早期発見早期治療をすることが大切です。