人間ドックを受ける際の注意点

一般的によく勘違いされるのですが、人間ドックというのは検査項目がきまっているわけではありません。医療保険ではなく自由診療になるので、値段も病院によってまちまちであるという点も注意が必要です。つまり、「人間ドック」と一言で言っても、どのような検査を受けられるかは、受診する医療機関によって変わってくるということです。MRIやPET、胃カメラ、超音波検査等、高度な医療を行う人間ドックもあれば、そういった検査を行わない人間ドックもあります。

事前にどういった検査を行っているか確認することが重要です。特に癌が心配な方は、検査項目がしっかりしている施設を選んだほうがいいでしょう。一方、費用のことも大事になってきますね。値段は一般的な病気と異なり自由診療ですので、施設側がある程度自由に決められるのです。

そのため、内装や立地条件といった点や、食事が豪華等、検査項目とは異なる点で費用がかかっている場合もあります。必ずしも費用が高ければ検査項目も豪華、というわけではないことに注意しましょう。うまく行けば病気の早期発見につながる人間ドック。癌だけでなく、狭心症や糖尿病等、治療が必要な病気も検査がきっかけで見つかることがあります。

逆に、どんな検査を受けたか理解していないと、後々あの検査を受けていなかったから病気を見つけるのが遅れたということにもなりかねません。どのような施設があるのかいくつか比較して、いいものを受けるようにしたほうがいいでしょう。