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消化器系のがんと人間ドック

time 2023/01/24

消化器系のがんと人間ドック

日本人の死亡原因の第一位はがんであることはよく知られている事実ですが、がんは身体のさまざまな部位にできるため、その部位に応じた検査や治療が不可欠となっています。たとえば、人間の消化器にできるがんとしては、大腸がんや胃がんといったものが知られています。放置すればいずれも死亡の原因となってしまうおそろしいものといえますが、そのいっぽうで、早期に発見することができれば、生存率が高まり、ふたたびすこやかな日常を取り戻せる可能性もあります。病気としての自覚症状がない段階から検査を行う手段のひとつとして、人間ドックが挙げられますが、近年ではこうした人間ドックのなかでも消化器に焦点をあてたものが普及しはじめています。

特に、家族や親族などの身近な血縁者ががんにかかったことがあるような人や、潰瘍性大腸炎などの既往症をもっている人などは、こうした消化器に特化した人間ドックを受けておいたほうがよいといえるでしょう。実際の人間ドックにおける検査のメニューとしては、検便による便潜血検査、マイクロスコープを直接消化器のなかに入れて内部を観察する内視鏡検査といったものが挙げられます。一般的ながん検診でもこうしたメニューの一部は採り入れられていますが、何よりも集団検診とは違って、個人の身体の特徴などをふまえた検査となりますので、格段に異常の有無が発見されやすく、もし異常があったときでも引き続きその医療機関で適切な処置を受けることができるというメリットがあります。

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