2023/04/15
これまで日本では会社でストレスチェックを行うということは義務化されてこなかった為、急に会社でストレスチェックを受けるように言われて驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本はこれまで長い労働時間で世界的に有名でした。長い残業時間や、土日も家に仕事を持ち帰ってプライベートまでも犠牲にして働くという働き方をよしとしてきた背景があります。そのように働かなければなかなか出世出来ないという会社の風土もあり、結果や効率よりも労働時間を重視してきました。
しかし、結果として他の国では驚かれる過労死が社会問題となり、ワークライフバランスの重要性について議論されるようになってきました。よりプライベートの時間を重要視し、仕事に関しても残業を少しでも少なく、ストレスを減らす努力を企業にも促すようになってきました。その結果として企業にはストレスチェックを実施する事を労働衛生安全法の改正を持って義務化されました。従業員にとって、自分がどれだけのストレスを抱えているのか、自己分析をすることは難しいものです。
そこでこのストレスチェックを通して専門家から判断をしてもらい、自分の今の状況を客観的に判断出来ます。何か大きな病気を抱えてしまう前に、事前に予防することもこのテストの目的の一つです。ストレスチェックでストレスが過大であると判断された場合は、働き方を見直したり、今の所属部署ではストレスを抱えるという場合は人事に部署の移動を相談するなど、対処することが出来ます。